教育実習事前・事後指導 

 本日、日本文学科主催の3,4年次教育実習事前・事後指導が開催されました。
 これは、教育実習を終えた4年生全員が、来年度教育実習に臨む後輩たちの前で、教育実習に際しての心構えや実習を終えての反省などを語るものです。4年生にとっては仲間の苦労話を聞く機会でもあります。実習前には些か心許ないところがあった4年生たちも、3週間の実習を終えて戻ってくると声の出し方や話し方がすっかり「先生」になっていて、それぞれが自分の経験を身ぶり手ぶりよろしく熱く、笑いを交えて語ってくれました。
 全員が口を揃えて言うのは「体力が基本」、そして「授業は生徒が作るもの」ということ。「生徒たちに助けてもらった」という人も何人か。連日睡眠時間2〜3時間の極限状態で実習期間を乗り切った猛者もいたようですが、「先生」として教壇に立った三週間は何物にも代えがたい貴重な経験を与えてくれた、本当に楽しい時間だったと全員が目を輝かせて語っていたことがとても印象的でした。

 来年教育実習に出る3年生はメモを取りながら先輩の話に真剣に耳を傾けていました。4年生の話が一通り終わった後には3年生から質問も出され、さらに活発な意見交換が行われました。非常に密度の濃い時間となったことを嬉しく思います。大変なことも多いかと思いますが、教職を志す皆さんが初志貫徹されることを願ってやみません。