第13回国語科教員の会

 
 本日、国語科教員の会が開催されました。国語科教員としてご活躍の日本文学科卒業生の方々と教員を目指す現役学生との交流の場であるこの会も13回を数え、非常に活気のある時間となっています。
 今回は、若手教員代表として教員4年目の大川智子先生(相模女子大学中学部・高等部)から「教員を目指す皆さんへ―数年後、若手の先生になったら―」、ベテラン教員代表として、教員生活31年目の床枝ひろみ先生(千葉県立市原八幡高校)から「教員という仕事の実際」というタイトルでお話をしていただきました。5年前には学生だった大川先生は、着任してから今までのさまざまな体験を通じて、大学時代に何をしておくべきか、若手教員ならではの強味とは何かといったことをアドバイスして下さいました。床枝先生は今までの赴任校でのさまざまなご経験をご披露下さり、「教育学部」ではなく「文学部」出身の教員であることの強味や、現実の教職現場の大変さとそれを補って余りある教員という職業の魅力について熱く語って下さいました。

 
 その後、お集まり下さった先生方から一言ずつ学生へのメッセージをいただきました。どの先生方からも「教える」ということの難しさと楽しさ、そして生徒との向き合い方といった本音のお話を伺うことができ、我々日本文学科スタッフも襟を正さなくてはならないと痛感させられました。
 ひき続いて催された茶話会では、現役の学生たちが学科の先輩でもある先生方と名刺交換をしながら交流を深め、予定時間を超過するほどの盛り上がりでした。今後ますますこの国語科教員の会が活性化していくことを心から期待しています。