歌舞伎鑑賞会

 本日、国語国文学会主催の歌舞伎鑑賞会が開催され、現在国立劇場で上演中の通し狂言「伊賀越道中双六」を、学生有志で揃って鑑賞する機会を持つことができました。

 参加者学生の殆どが歌舞伎を鑑賞するのは初めてということもあり、皆とても興味深そうに舞台を見ていました。特に殺陣のシーンは圧巻で、「生で真剣白刃取りを見て鳥肌が立った」との感想を漏らす学生もいました。伝統芸能という先入観があるためか、学生の多くは「歌舞伎にはシリアスな場面が多い」という印象を持っていたようですが、平作が十兵衛の荷物を持って歩く場面など、観客席が笑いにつつまれるようなコミカルな場面もあることを知って驚いていました。

 二等席三等席は学生料金でなら映画を観るような料金で鑑賞できることを知り、参加者は口々に「個人的にまた来たい」と言っていました。学生の特権を大いに活用して、頭の柔らかい大学生のうちにさまざまな演劇の世界に触れて欲しいと思います。