国語国文学会春季大会

 5月23日13時より2013年度国語国文学会春季大会が開催されたました。

 第一部の奨学金授与式・総会では、社会一般や学術分野で活躍している卒業生、学業において著しい成果のあった学部・大学院学生、そして特に充実した学生生活を過ごした学部学生への奨学金が、授与されました。

 社会・学術で活躍している卒業生を対象とした青木生子賞は、元日本女子大学学長・理事長で名誉教授でもある青木生子(あおき たかこ)先生のご寄附により2012年度より開始したものです。2013年度は、小室淑恵(こむろ よしえ)氏と渡部麻実(わたなべ まみ)氏の受賞になりました。小室氏は、ワーク・ライフバランスを実現できる社会の創造を目指して社会に貢献する企業である株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役社長です。渡部氏は、天理大学文学部国文学国語学科准教授で日本近現代文学、とくに堀辰雄をご専門(詳しくはReaDの方をご参照ください)とされています。

 続いて、学部生・大学院生に授与される各種奨学金授与と受賞者挨拶が行われました。授与式の後には、国語国文学会総会が開催され2012度活動・決算報告、2013年度活動計画・予算案などが承認されました。


 第二部の活動報告・研究発表では、最初に自主ゼミ活動の報告がありました。自主ゼミは、関心を同じくする者が集まり自主的にそのテーマに関して報告・議論を行う活動で、今年は、漢文ゼミが報告を行いました。

 続いて昨年度に優秀な卒業論文を執筆した卒業生による研究発表が行われました。大学生活での集大成である卒業論文に関する発表に、学生たちは真剣に耳を傾けていました。

 そして、本学に在籍している留学生のうち、お二方の日本語によるスピーチ、2013年度国語国文学会役員紹介となり閉会となりました。

 春季大会は1年生が主な出席者でしたが、さまざまな分野でご活躍されている卒業生によるご講演には、感銘したことと思います。また、先輩たちがさまざまな奨学金を受賞たり、堂々と発表したりする姿を見て、4年間の学生生活の目標を具体的に立てて、活動に励んでもらえればと願っています。