第2回日本語教育実習


 7月9日(土)、17日(日)2日間にわたり、第2回目の日本語教育実習を行いました。
 第1回目と同様、都内の複数の日本語学校から学習者に本学に来てもらい、本学の学生が授業する形式で行いました。学習者さんの国籍はネパール、ミャンマー、ブラジル、韓国、中国など多様でした。実習生の授業は前回同様、一人40分でした。
 実習生は2度目ということで少し慣れ、多くの実習生が比較的落ち着いて授業をしていました。授業の内容は前回と比べ、少し難しくなりましたが、実習生たちはどのように授業をすれば効果的か、いろいろ考えたり調べたり教材を工夫したりと、準備をがんばっていました。 


 「案ずるより産むが易い」。私にとって日本語教育実習は、この言葉に尽きます。初めは自分のような未熟者が人に何かを教えていいのだろうか、間違えたりしないだろうか、と大きな不安感を抱いていました。少しでも自信をつけるため何度も教案を書き直し、教材を工夫しました。その地道な努力が力になったのか、実習本番では自分で思った以上に大きな声で授業をすることが出来ました。予想外の出来事も起きましたが、それもまた実習の醍醐味だったと今になって思います。
 大変だったことも多く、辛い思いもしましたがそれ以上に得たものは大きいです。全てが終了した今は、心から「日本語教育をやっていて良かった」と思っています。
(4年次 E.Fさん)
 
 実習が始まる前までは、正直、今まで毎日のように日本語を使ってきたのだから大丈夫だと思っていました。しかし、いざ授業となると、全く大丈夫では無いことを実感。普段使っている日本語のはずなのに説明するのが難しく、生徒さんが理解出来るように日本語を勉強し直さなくてはいけないと改めて感じました。
 そのような反省をふまえて2回目の実習をした結果、1回目より良い授業ができました。柔軟に考える余裕がでて、生徒さんの興味がありそうなものや話題を使って文型練習やアクティビティを行ったりと、より内容の濃い授業にすることができたかなと思っています。
 実習は終わってしまいましたが、これからも日本語学習者さんにいつでも教えられるように、勉強してゆこうと思います!
(3年次 T.Hさん)