熊坂敦子先生を偲ぶ会

   

 本日(7月21日)13:30より新泉山館大会議室にて、去る4月2日にご逝去された熊坂敦子先生(本学名誉教授)を偲ぶ会が執り行われました。
 熊坂先生は日本女子大学校文科国語科を昭和22年3月にご卒業、その後は早稲田大学大学院に進まれましたが、昭和34年4月から平成7年3月まで実に36年もの長きにわたり、母校である日本女子大学文学部日本文学科で教壇に立たれました。夏目漱石研究の第一人者でいらした先生は、その上品な物腰と文学に対するあふれんばかりの情熱から大変多くの学生に慕われ、毎年40名近くの学生が先生のゼミで卒業論文の執筆にあたりました。本日も、かつての同僚や教え子など先生ゆかりの方々に多数お集まりいただき、先生のお人柄が偲ばれるエピソードが相次いで披露されました。

 

 引き続いて開催された茶話会では、この会にお寄せいただいたさまざまなメッセージを掲示すると同時に、先生のお写真をスライドショー形式で上映いたしました。懐かしい同窓生との再会の場ともなり、先生が結んで下さったご縁を改めて感じたという方々も多かったようです。学科一同、熊坂先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。